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Wondershare Recoverit V15│写真・映像向けのデータ復元機能を強化

Wondershare Recoverit V15│写真・映像向けのデータ復元機能を強化

株式会社ワンダーシェアーソフトウェア(東京都港区)は9月30日、写真・映像クリエイター向けにデータ復元機能を強化した最新バージョン「Wondershare Recoverit V15(リカバリット V15)」の提供開始を発表しました。

結婚式やイベント、旅行のVlog、ドローン空撮、商用撮影などの素材は、同じ条件での撮り直しが難しい場合があります。SDカードの誤削除やフォーマット、撮影中の電源断や記録の中断のほか、大量のRAW写真や高解像度動画から必要な素材を探す作業にも手間がかかります。V15は、こうした制作現場のニーズを踏まえ、素材の検索から状態の確認、必要に応じた修復、復元までの流れを強化したとしています。

本記事では、リリースで紹介されている主な機能と、利用する際の注意点を整理します。

この記事のポイント

  • 「撮影シーン」「写真・映像フォーマット」「制作環境」の3つの観点から、クリエイター向けのデータ復元機能を強化。
  • SDカードの機種や状況に合わせた「SDカード専用復元」と、Windows版の「パーティション復元」に対応。
  • 4K・6K・8K、HDR、ProRes、XAVCなどの動画を、復元前にプレビューして状態を確認できる。
  • Mac版はApple Silicon搭載Macに対応し、復元結果をiCloudに保存することもできる。
  • AIによるタグ付けや自然言語検索で、大量の復元結果から目的の素材を探せる「AI素材検索」を搭載。
目次

撮影・フォーマット・制作環境の3つの観点で強化

V15では、写真・映像制作の現場で起こり得るデータトラブルに着目し、SDカードやカメラで扱う撮影素材の復元、RAWや高解像度動画のプレビューと状態確認、Macを中心とした制作環境への対応を強化しています。復元の作業を、素材を探す、内容や状態を確認する、必要に応じて修復する、復元する、という一連の流れで捉えているのが特徴です。

SDカード専用復元とパーティション復元

カメラやドローン、アクションカメラの撮影では、SDカードの誤削除やフォーマット、電源断、撮影の中断、カードの異常などで、写真や動画が失われることがあります。V15では、SDカード専用の復元機能と、Windows版のパーティション復元で、こうした撮影素材の復元をサポートします。

Wondershare Recoverit V15│写真・映像向けのデータ復元機能を強化

SDカード専用復元 デバイスやカードの情報をもとに、適したスキャン方法の選択を支援する。カメラのディレクトリ構造やファイル同士の関連性を踏まえて復元結果を整理し、目的の撮影素材を確認しやすくする。
パーティション復元(Windows版) パーティションテーブルやファイルシステムの構造を解析し、失われたパーティションを特定して、構造やデータの復元を試みる。対象はSDカード、内蔵・外付けHDD、USBドライブなど。

4K・6K・8K動画も復元前にプレビューして確認

RAW写真や4K・6K・8Kの動画は、容量が大きく構造も複雑です。スキャンでファイルが見つかっても、正常に再生できるか、破損していないかは、別に確認する必要があります。V15では、復元前の動画プレビューと、復元品質の確認・修復によって、復元候補の状態を確認しやすくします。

高ビットレート動画プレビュー 4K・6K・8K、高フレームレート、HDRを含む映像を、復元前にプレビューできる。H.264/AVC、H.265/HEVC、ProRes、XAVCなどの形式に対応し、大容量動画の内容を復元前に確認しやすくする。
復元品質の確認・修復 検出されたファイルがプレビュー・再生できるかを確認し、破損の可能性や修復の必要性を把握しやすくする。対応する破損ファイルは、必要に応じて修復の流れに進める。

Mac環境への対応とiCloud保存

V15は、Sony、Canon、Nikon、DJI、GoProなどの撮影機器に加え、Macを中心とした写真・映像制作の環境にも対応しています。Mac版では、Apple Silicon搭載Macでの利用に加え、カメラ映像やRAW写真、Final Cut ProやiMovieのプロジェクト、写真ライブラリなどのデータ復元をサポートします。

復元結果はiCloudにも保存でき、大容量の復元データをローカルストレージ以外に保存する選択肢も用意されています。

AI素材検索で目的の素材を探しやすく

大量の写真や動画をスキャンすると、復元候補が多くなり、目的の素材を探す作業そのものが負担になる場合があります。「AI Material Search(AI素材検索)」では、撮影の時系列や撮影単位、デバイス、ファイル種類などの観点で復元結果を整理し、AIによるタグ付けや自然言語検索で、必要な画像や素材を見つけやすくします。

RAWとJPGの組み合わせや、動画とプロキシ・字幕など、関連する素材もまとめて確認できます。元のファイル名やフォルダ構成が失われている場合でも、目的の素材を探す手間を軽減するとしています。

無料版と購入について

Wondershare Recoveritには、Windows版とMac版があり、公式サイトでは、最大500MBまで復元できる無料版の案内もあります。また、7日間の返金保証も案内されています。V15の価格や対応OSの詳細は、リリースには記載がないため、公式サイトで最新の情報を確認してください。

利用時の注意点

リリースには、データの状態やストレージの損傷状況、ファイル形式などによって、復元・プレビュー・修復の可否や結果が異なるという注記があります。また、パーティション復元は、構造の完全な再構築を保証するものではないとされています。

編集部コメント

今回のV15で印象的なのは、「復元できるか」だけでなく、その前後の「探す」「確認する」工程に力を入れている点です。大量のRAW写真や高解像度動画をスキャンすると、復元候補が膨大になり、目的の素材を探すだけでも時間がかかります。復元前に高ビットレート動画をプレビューして再生できるかを確認できることや、AIのタグ付けや自然言語検索で素材を絞り込めることは、納期のある制作現場では、復元作業そのものの時間短縮につながる可能性があります。

一方で、リリースの注記にもあるように、復元・プレビュー・修復の可否は、データの状態や損傷の程度、ファイル形式によって異なります。復元ソフトは最後の手段であり、日常的なバックアップを前提に考えたいところです。また、誤削除やフォーマットに気づいた時点で、そのメディアへの新たな書き込みを避けておくと、復元できる可能性を残しやすくなります。

本記事はWondershare公式のプレスリリースを参考に構成しています。また、無料版などの補足情報は、公式サイトを参考にしています。

参考:写真・映像クリエイターの制作現場に寄り添う「Wondershare Recoverit V15」提供開始(PR TIMES)

画像:株式会社ワンダーシェアーソフトウェア(PR TIMES)
参照:写真・映像クリエイターの制作現場に寄り添う「Wondershare Recoverit V15」提供開始
※掲載画像は株式会社ワンダーシェアーソフトウェアがPR TIMESで配信したプレスリリースより引用しています。

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IMAGING PRESS編集部
ミラーレスカメラ、シネマカメラ、交換レンズ、ドローン、ジンバルなど、国内外の映像制作機材にまつわる情報を扱う編集チームです。海外のレビューやリーク情報、メーカーの公式発表を日々調査・整理し、映像制作の現場で得た視点も加えながら記事にしています。日本のクリエイターの皆さんに、役立つ最新情報を分かりやすい形でお届けすることを目指しています。

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