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CAIM 1 撮影した動画を暗号化し本物と証明するカメラ Eマウント採用のプロジェクト

CAIM 1 撮影した動画を暗号化し本物と証明するカメラ Eマウント採用のプロジェクト

「CAIM 1」は、撮影した動画を録画開始から暗号化し、あとから「本物の映像だ」と証明できることを目指す、新しいカメラのプロジェクトです。ソニーのEマウントに対応し、センサーにはフォーサーズサイズのものを使います。試作機はすでに東京で公開されましたが、詳しい仕様や発売時期は、まだ明らかになっていません。

CAIM 1を3行で言うと

  • 何のカメラ? 撮影した動画の「真正性」と「所有権」を、チップによる暗号化で守ることを売りにしたカメラ
  • 主な特徴 Eマウント、フォーサーズセンサー、4.3インチのタッチスクリーン、4K60p動画に対応
  • 現在の状況 動作する試作機を公開済み。仕様の詳細と発売時期は未公表
目次

CAIM 1とはどんなカメラか

CAIM 1の最大の特徴は、画質や性能ではなく「撮影した動画をどう守るか」にあります。録画ボタンを押した瞬間から、動画はセキュリティ用のチップによる暗号化の仕組みに通され、第三者が検証できる形で記録されます。撮影したコンテンツがユーザー自身のものであることを保証する、というのがプロジェクト側の考え方です。

現時点で分かっている情報

名称CAIM 1(プロジェクト段階)
マウントEマウント
センサーフォーサーズサイズ
動画4K60p(原文の説明より)
ディスプレイ4.3インチのタッチスクリーン
セキュリティTropic Square社のセキュリティチップ「TROPIC01」を搭載
冷却センサーの真後ろにファンを搭載
その他の特徴検証済みクリップの「証明レシート」をその場で印刷(オプション)
仕様の詳細・価格・発売時期未公表

動画を撮影時から暗号化する仕組み

CAIM 1は、セキュリティハードウェアを手がけるTropic Square社と提携し、同社のチップ「TROPIC01」を4.3インチのタッチスクリーンの背後に組み込んでいます。録画を始めると、そのセッションは「監査可能(第三者が検証できる)」なハードウェア暗号化の流れで保護されます。ソフトウェアだけでなく、専用のチップで暗号処理を行う点が、ハードウェアレベルの暗号化と呼ばれるゆえんです。

原文の筆者によると、他のメーカーにも静止画向けにコンテンツの真正性を示す機能を用意している例はありますが、CAIM 1は動画に対して完全な暗号化を行えるとされています。4K60pの動画記録と完全なハードウェア暗号化を同時に行うため、センサーの真後ろにはファンが必要になる、とプロジェクト側は説明しています。

証明を「紙」で受け取れるレシート機能

もうひとつのユニークな機能が、「Pixels to print in real time(ピクセルをリアルタイムでプリントに)」というコンセプトの証明レシートです。検証された動画クリップごとに、物理的な暗号証明のレシートを、その場で印刷できます(オプション)。

レシートには、検証済みメディアの証明を保管する新しいウォレットへのアクセスコードが記載されます。デジタルのデータだけでなく、手元に残る形で「人間が撮影した」ことの証明を持てる、という発想です。ウォレットの具体的な仕組みについては、詳細が公開されていません。

編集部補足:Eマウントとフォーサーズセンサーの組み合わせ

CAIM 1は、ソニーのEマウントを採用しながら、センサーはフルサイズやAPS-Cより小さいフォーサーズサイズです。この組み合わせでは、Eマウントのレンズが使えるものの、画角は35mm判換算で焦点距離が約2倍相当になります。たとえば、広角レンズの代わりになるレンズを選ぶ際は、この画角の違いに注意が必要です。

現状と今後の課題

CAIM 1の動作する試作機は、東京で開かれたイベント「ETH in Tokyo」で公開されました。ただし、カメラの詳しい仕様と、一般向けの発売時期は、現時点で公表されていません。

原文の筆者は、ソニーが他社にEマウントの使用を認めるのかどうかについて、疑問を示しています。筆者によると、Freefly社はかつてEマウントの高速度カメラを出していましたが、ソニーから、そのマウントの使用をやめるよう求められたことがあるとのことです。この点は、筆者個人の見方であり、ソニー側の見解ではありません。

編集部コメント

動画制作の視点では、AI生成の映像が増えるなかで、「実際に撮影された映像だ」と示せる手段があること自体には意味があると思います。報道やドキュメンタリー、権利の証明が必要な映像などでは、撮影の時点から信頼性を確保できる仕組みは、ひとつの選択肢になり得ます。

一方で、実務で使うには確認したい点がいくつもあります。暗号化された動画を、どの編集ソフトでどう扱えるのか、納品や配信の際に証明をどう示すのか、といった編集ワークフローとの相性です。また、4K60pの記録のためにファンを搭載しているとのことなので、ファンの音が収録に入らないかも気になります。仕様や価格、発売時期がまだ公表されていないため、続報を待って判断したいところです。

本文は海外メディアで公開された情報を参考に、日本向けに内容を整理・要約しています。CAIM 1はプロジェクト段階で、仕様や発売時期は確定していません。

参考記事:The CAIM 1 is a E-mount camera with Four Thirds sensor and hardware-level encryption

画像:CAIM 1
参照:CAIM 1
※掲載画像はCAIM 1公式サイトより引用しています。

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