
Thypochは、Salon Photo & Vidéo 2026の会場で、同社初のAF対応単焦点レンズとなる「AF Sculptor 23mm f/1.4」を披露しました。富士フイルムXマウントのAPS-Cミラーレス向けレンズですが、展示機は最終仕様ではなく、価格や発売時期、重量などはまだ明らかになっていません。
Thypoch初のAF単焦点「AF Sculptor 23mm f/1.4」とは
Thypochは10月初めに、Salon Photo & Vidéoで新製品を公開すると予告していました。AF対応レンズとしては、ズームレンズ「AF Voyager 24-50mm f/2.8」に続く2本目で、単焦点では初めてになります。今回は小規模なブースでの展示で、仕様の多くは公開されていません。
現時点で分かっている主な仕様
| レンズ名 | AF Sculptor 23mm f/1.4 |
| 対応マウント | 富士フイルムXマウント(APS-C) |
| 焦点距離 | 23mm(35mm判換算 約34.5mm) |
| 開放F値 | f/1.4 |
| 最小絞り | f/16 |
| 画角 | 63.4° |
| 最短撮影距離 | 25cm |
| フィルター径 | 52mm |
| 手ぶれ補正 | なし |
| 光学構成・絞り羽根 | 未公表(前玉付近の刻印から非球面レンズの採用を確認) |
| 防塵防滴・最大撮影倍率 | 未公表 |
| 寸法・重量 | 未公表 |
| 価格・発売時期 | 未公表 |
外観と操作性
展示機を触った海外メディアによると、サイズはXマウント用としては比較的コンパクトで、富士フイルムの「XF23mm F1.4 R LM WR」に近い印象とのことです。重量は軽めで、外装はプラスチックを多く使った構成ですが、仕上げは十分に良好だったと伝えられています。
操作系はフォーカスリングと、クリック感のある絞りリングを備えています。展示機の絞りリングは銀色ですが、製品版では黒になる見込みです。前面にはVoyagerと同様に、「S」をあしらった銀色の小さなエンブレムと「Sculptor」の文字が入っています。
AFの駆動方式は公表されていません。Voyagerと同じSTM系のモーターではないかという見方もありますが、あくまで推測の段階です。
編集部補足:競争の激しい23mm F1.4
23mm F1.4は、Xマウントでもっとも選択肢の多い焦点距離のひとつです。すでに富士フイルムの「XF23mm F1.4 R LM WR」、「SIGMA 23mm F1.4 DC DN Contemporary」、「Viltrox AF 23mm F1.4」などが並んでいます。
海外メディアは、Thypochがこの中で存在感を出すには、価格設定と、同社のマニュアルレンズで評価されてきた描写が鍵になると指摘しています。また、Voyagerで合焦の食いつきに物足りなさがあったことから、AFの性能が改善されているかも注目点です。
編集部コメント
動画制作の視点では、23mm(35mm判換算で約34.5mm)は人物からの環境ショットまでこなせる扱いやすい画角です。F1.4の明るさと最短25cmという寄れる距離は、室内での少人数撮影やインタビューのBロールなどで活用しやすいスペックです。フィルター径が52mmと小さい点も、複数のNDフィルターを持ち歩く場合に負担が少なくて済みます。
一方で、動画では絞りリングのクリック感が気になる場面があります。露出を段階的にしか変えられず、操作音が収録に入る可能性もあるためです。クリックを解除できる仕様かどうかは現時点で不明なので、正式発表時に確認したいところです。AFについても、フォーカスブリージングや動体への追従、駆動音といった動画向けの性能は未公開です。価格とあわせて、続報を待つ必要があります。
本文は海外メディアで公開された情報を参考に、日本向けに内容を整理・要約しています。本記事は展示機の確認に基づくもので、Thypochの公式発表ではありません。
画像:phototrend
参照:Salon Photo & Vidéo : Thypoch AF Sculptor 23 mm f/1,4 X, la première focale fixe autofocus de l’opticien chinois
※掲載画像はphototrendより引用しています。
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