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Huawei Ruiying Z10│スマホ用1インチ24-240mmズームモジュールを発表

Huawei Ruiying Z10│スマホ用1インチ24-240mmズームモジュールを発表

Huaweiは、スマートフォン向けのカメラモジュール「Ruiying Z10」を発表しました。1インチ型の約5,000万画素RYYBセンサーと、35mm判換算24-240mm F2.0-4.5の光学ズームレンズを一体にしたモジュールで、スマートフォンの背面に装着して使います。

対応するのは、Mate 90 Pro Max Collector’s EditionとMate 90 RS Ultimate Designの2機種です。スマートフォンに外付けレンズを使う発想は以前からあり、2025年のMobile World CongressではXiaomiやRealmeも同様のプロジェクトを発表していました。

本記事では、Ruiying Z10の仕様や動画撮影で押さえておきたい点、価格をまとめます。

この記事のポイント

  • Huaweiがスマートフォン向けのカメラモジュール「Ruiying Z10」を発表。
  • 1インチ型の約5,000万画素RYYBセンサーと、35mm判換算24-240mm F2.0-4.5(光学10倍)のズームレンズを搭載。
  • 対応機種はMate 90 Pro Max Collector’s EditionとMate 90 RS Ultimate Designの2機種で、通常のMate 90 Pro Maxは対応機種として挙げられていない。
  • 画像処理と保存はスマートフォン側が行い、モジュール単体では動作しない。
  • 中国のHuawei公式ストアで販売中で、Z10の価格は5,999元(執筆時点の参考価格で約14万円)。中国以外での提供は発表されていない。
目次

スマートフォンに装着する1インチ型のズームモジュール

Ruiying Z10は、1インチ型の積層CMOSセンサーと、沈胴式の電動ズームレンズを一体にしたモジュールです。35mm判換算24-240mmをカバーし、開放F値は広角端でF2.0、望遠端でF4.5です。海外メディアの報道によると、レンズは6群19枚です。Ruiyingは、HuaweiがXMAGEというイメージングブランドに使う中国語名とされています。

モジュールの中には、センサーとズーム・フォーカスの機構に加えて、レーザーAFセンサー、フリッカー検出センサー、ジャイロ、第3世代のRed Mapleカラーカメラが収められています。画像処理と保存はスマートフォンが担当するため、モジュールだけでは使えません。スマートフォンへの装着には、1回のクリックで固定できるとされる「HyperClick」マウントを使います。

単体の同梱品は、モジュール本体、フード、レンズキャップ、布袋、クイックガイド、保証書です。三脚座として使えるレンズカラーも用意されており、元記事ではカメラモジュールのキットに含まれると紹介されています。

Ruiying Z10の主な仕様

Huawei公式のスペック表によると、主な仕様は次のとおりです。

対応機種Mate 90 Pro Max Collector’s Edition / Mate 90 RS Ultimate Design
センサー1インチ型の積層CMOS、有効約5,000万画素
レンズ35mm判換算24-240mm、F2.0(広角端)〜F4.5(望遠端)、沈胴式の電動ズーム
フォーカスAIオートフォーカス、AF-C / AF-S / MF、コントロールリング対応
動画解像度は4K / 1080p / 720p、フレームレートは60fps / 30fps、1080pスローモーションは120 / 240 / 960fps
静止画JPEG / HEIF / DNG、最大8192×6144
シャッター・ISO電子シャッターのみ(30秒〜1/4000秒)、手動ISO 50〜6400、露出補正±4.0EV
フィルター径77mm
重量約346g
外形寸法(Mate 90 Pro Max Collector’s Edition用)79.95×69.9×79.47mm
外形寸法(Mate 90 RS Ultimate Design用)79.95×69.9×78.41mm

動画撮影で押さえておきたい点

公式スペック表では、動画の解像度は4K、1080p、720pで、フレームレートは60fpsと30fpsです。24pと25pの記載はなく、コーデックやビットレート、ビット深度も示されていません。また、スマートフォン本体にはLog動画やHDR Vividの機能がありますが、モジュールで撮影した映像に使えるかどうかは、公開された資料からは分かりません。

77mmのフィルター径は、一般的な可変NDフィルターを、アダプターなしで取り付けられる点で実用的です。手ぶれ補正については、公式スペック表に光学式の記載はなく、ジャイロセンサーが挙げられているだけです。一方、レンズ内に光学式手ぶれ補正を搭載すると報じるメディアもあります。

ベースモデルMate 90 Pro Maxのカメラ

モジュールを使わないMate 90 Pro Maxのリアカメラは、トリプル構成です。

  • 50MPメインカメラ(24mm、f/1.4-f/4.0の可変絞り)
  • 200MPペリスコープ望遠カメラ(89mm、f/2.6、4倍光学ズーム)
  • 40MP超広角カメラ(13mm、f/2.2)

動画は4Kに対応し、フロントには、オートフォーカス付きの13MP超広角セルフィーカメラも搭載しています。

価格と提供地域

Ruiying Z10は、中国のHuawei公式ストアで販売されています。以下は中国での価格で、日本円は1元=約23.5円で換算した執筆時点の参考価格です。日本での発売や価格は発表されていません。

  • Ruiying Z10:5,999元(約14万円)
  • Mate 90 Pro Max:9,499元から(約22万円)
  • Mate 90 RS:12,999元から(約31万円)
  • Z10とアクセサリーを含むCollector’s Edition Pro Camera Kit:19,499元(約46万円)

スマートフォン用外付けカメラの系譜

スマートフォンに外付けのレンズやカメラを組み合わせるアイデアは、数年前からあります。最もよく知られているのは、SonyのQXシリーズ(QX1、QX10、QX30、QX100)です。2013年のQX100は、1インチセンサーと28-100mm F1.8-4.9のレンズを備え、バッテリーとメモリーカードも内蔵しており、Wi-Fiでスマートフォンと接続しました。Z10は、光学系とセンサーをモジュールに入れ、残りをスマートフォンに任せる点が異なります。

編集部コメント

Ruiying Z10の特徴は、センサーとズームレンズだけをモジュール側に持ち、画像処理と保存をスマートフォンに任せる構成にある点です。過去のSony QX100は、バッテリーとメモリーカードを備えた独立したカメラで、Wi-Fiでスマートフォンと接続していました。これに対し、Z10はスマートフォンに装着して使い、1インチ型のセンサーと光学10倍のズームを、スマートフォン側の処理や保存と組み合わせて使う設計です。静止画ではDNGにも対応しており、撮影から確認までをスマートフォンで済ませたい制作者にとって、検討する価値のある構成といえます。

一方で、現時点では中国のみでの販売で、対応機種もMate 90 Pro Max Collector’s EditionとMate 90 RS Ultimate Designの2機種に限られます。動画仕様も、公式スペック表ではフレームレートが60fpsと30fpsで、24pや25pの記載はなく、コーデックやビットレート、Log記録の可否も示されていません。映像制作での実用性は、これらの情報が出そろってから判断することになりそうです。

本記事は海外メディアで公開された情報を参考に、日本向けに内容を整理・要約しています。

参考記事:Huawei Mate 90 Pro Max: Collector’s Edition gets a 24-240mm module

画像:HUAWEI
参照:Huawei Ruiying Z10
※掲載画像はHUAWEI公式サイトより引用しています。

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