
NiSiは、可変ND(VND)フィルターと偏光(PL)フィルターの機能を統合した新製品「True Color VND/PL 1-5 Stops」を発表しました。このフィルターは、露出調整と反射低減を、一つのコンパクトなフィルターで実現し、写真家と映像制作者の両方に、メリットをもたらします。
本製品の最大の特徴は、NDフィルターによる光量調整と、偏光フィルターによる反射低減の調整が、独立して行える点にあります。これにより、露出設定を維持したまま、水面やガラスなどの不要な反射を、細かくコントロールできます。
この記事のポイント
- NiSi True Color VND/PL 1-5 Stopsは、可変NDと偏光フィルターを統合した製品。
- VNDとPLの調整が、独立して行える。
- 1〜5ストップの光量調整と、ニュートラルな色再現性を、特徴とする。
- 薄型フレームで、15mmまでの超広角フルサイズレンズでも、ケラレが発生しないよう設計されている。
- 2026年10月に発売予定で、価格は165ドル(約2万6,000円)から。
NiSiが一体型フィルター「True Color VND/PL 1-5 Stops」を発表
NiSiは、可変ND(VND)フィルターと偏光(PL)フィルターの機能を統合した「True Color VND/PL 1-5 Stops」を発表しました。VNDは、カメラに届く光の量を調整し、偏光フィルターは、水面、ガラス、葉などの表面からの、不要な反射を抑えます。それぞれ、異なる課題を解決するフィルターです。
本製品は、この2つを一体化することで、バッグの中の機材を減らし、レンズ前面のセットアップを、薄く簡素にし、変化する撮影条件下で、フィルターを交換する手間を減らすことを、目指しています。
製品の概要
| 製品名 | NiSi True Color VND/PL 1-5 Stops |
|---|---|
| フィルターの種類 | 可変ND(VND)と偏光(PL)の一体型 |
| 光量調整 | 1〜5ストップ(VNDと偏光は、独立して調整可能) |
| 色再現 | True Color Technology(ニュートラルな色再現) |
| コーティング | 両面にマルチレイヤー低反射ナノコーティング(撥水・撥油) |
| フレーム | 薄型のアルミニウム。15mmまでの超広角フルサイズレンズで、ケラレが発生しないよう設計 |
| そのほかの特徴 | 設定を暗い場所で確認しやすい蓄光マーキング。アルミニウム製フロントキャップが付属 |
| 対応システム | NiSiのSWIFTシステム |
| サイズ | 49mm〜95mm |
| 価格(米国) | 49mm径が165ドル(約2万6,000円)、95mm径が285ドル(約4万5,000円) |
| 発売時期 | 2026年10月 |
VNDとPLを独立制御可能
True Color VND/PL 1-5 Stopsの最大の特徴は、可変NDと偏光の調整が、独立して行える点です。元記事によると、2つの調整が連動している製品とは異なり、光量調整(1〜5ストップ)を設定した後も、そのまま、偏光効果だけを、個別に微調整できます。これにより、選択した露出設定を変えることなく、水面、ガラス、葉などの反射を、細かくコントロールできます。
映像制作者にとっては、環境光が変化する状況でも、選択したシャッタースピードと絞りを、維持しやすくなります。写真家は、明るい状況下で、開放寄りの絞りを使う場合や、長いシャッタースピードを使う場合に、偏光フィルターで、反射やぎらつきを、別に調整できます。
高い光学性能と実用性
複数のフィルター機能を、レンズの前で統合するには、光学性能が特に重要です。NiSi独自のTrue Color Technologyは、調整範囲の全体で、正確でニュートラルな色を維持するよう設計されており、一部の可変NDや偏光フィルターで起こりうる、マゼンタや暖色系の色かぶりを、避けるとしています。また、1〜5ストップに制御された範囲は、一部の可変NDフィルターに見られる、クロス偏光による「Xパターン」を、防ぐよう設計されています。
フィルターの両面には、反射を低減し、水と油をはじく、マルチレイヤー低反射ナノコーティングが施されています。ニュートラルな色再現とあわせて、高解像度の静止画撮影から、LOG動画の撮影まで、期待される画質と一貫性を、維持するのに役立つとしています。
フィルターは、薄型のアルミニウムフレームに収められており、15mmまでの超広角フルサイズレンズを使った場合でも、ケラレが発生しないよう設計されています。暗い場所で、設定を確認しやすい蓄光マーキングが施され、持ち運びや保管時の保護用に、アルミニウム製フロントキャップが付属します。さらに、NiSiのSWIFTシステムにも対応しており、より専門的なセットアップが必要な場合は、追加のフィルターと組み合わせることもできます。
発売時期と価格
NiSiの新しいフィルターは、2026年10月に発売予定です。サイズは49mmから95mmまで展開され、推奨価格は、49mm径が165.00ドル(元記事執筆時点の参考価格で約2万6,000円)から、95mm径が285.00ドル(元記事執筆時点の参考価格で約4万5,000円)です。円換算は、1ドル=157.5円で計算した参考値です。日本での発売時期と価格は、現時点で確認できていません。
編集部コメント
True Color VND/PL 1-5 Stopsで注目したいのは、1枚のフィルターの中で、光量の調整と、反射の調整を、それぞれ独立して行える点です。元記事によると、2つの調整が連動する製品とは異なり、先に1〜5ストップの範囲で、露出を決めたあと、偏光の効果だけを、別に追い込めます。日中の明るい屋外で、シャッタースピードと絞りを維持しながら、水面やガラスの反射を調整したい場合に、フィルターを取り替えずに済む点が、使いやすさにつながりそうです。
もう一点は、画質への配慮です。メーカーは、True Color Technologyにより、調整範囲の全体で、ニュートラルな色再現を維持し、一部の可変NDで起きる、色かぶりやXパターンを避けるよう設計したとしています。薄型フレームで、15mmまでの超広角フルサイズレンズでも、ケラレが発生しないよう設計されている点も、実際の撮影現場で、役立つ仕様です。ただし、ここで紹介した性能は、メーカーの説明にもとづく内容で、実機でのテスト結果ではありません。購入を検討する場合は、実際のレビューや、日本での発売情報を、確認することをお勧めします。
本記事は海外メディアで公開された情報を参考に、日本向けに内容を整理・要約しています。
参考記事:NiSi combines VND and polarizer in one True Color filter by Jose Antunes
画像:NiSi
参照:True Color VND/PL 1-5 Stops
※掲載画像はNiSiの公式サイトより引用しています。
カメラ・レンズ・ジンバル スペック比較データベース
1,467点のカメラ・レンズ・ジンバルなど映像制作機材のスペックを横断的に比較できるデータベースを公開しています。気になる製品を選んで詳しい仕様をチェックしてみてください。
機材データベースで比較する











