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秋の庭で撮る5つのテーマ│葉・ベリー・ポートレート・鳥・キノコの撮影ヒント

秋の庭で撮る5つのテーマ│葉・ベリー・ポートレート・鳥・キノコの撮影ヒント

秋は色鮮やかな被写体が豊富な季節ですが、遠くまで足を運ばなくても、自宅の庭で、魅力的な秋の情景を撮影できます。自宅の庭には、ほかにも利点があります。急に天気が悪くなっても、数歩で屋内に戻れ、温かい飲み物を手元に置いたまま撮影を続けられ、家の中から被写体を撮ることもできます。

本記事では、海外メディアの記事が紹介する、庭で楽しめる5つの秋の撮影テーマと、それぞれのヒントを紹介します。あわせて、「編集部補足」として、機材や設定、安全面など、一般的な撮影の考え方も整理しました。編集部補足は、元記事の内容ではありません。

なお、元記事は、2017年ごろに公開されたとみられる記事です。スマートフォンとの連携など、機材の面では、お使いのカメラの対応状況を確認してください。

この記事のポイント

  • 葉と木、ベリー、ポートレート、鳥、キノコの5つが、庭で撮れる秋のテーマとして紹介されている。
  • ベリーは、露出をややアンダーにして色を深め、偏光フィルターで反射を抑える。
  • 鳥は、隠れて動かずに撮る。ガラス越しなら、レンズをガラスに近づけ、室内の照明を消す。
  • キノコは、奇数のグループで撮る、裏側の質感を探す、レフ板で裏側を明るくする、などのヒントがある。
  • 編集部補足として、光の選び方、設定の目安、1日の撮影プラン、安全面の注意も加えた。
目次

庭で秋を撮る利点

秋の撮影というと、広い自然の風景を思い浮かべがちですが、自宅の庭も、秋の被写体の宝庫です。元記事は、美しい風景地まで出かけなくても、庭には同じくらい多くの被写体があるとしています。天気が急に崩れても、数歩で暖かい屋内に戻れ、家の中から撮り続けられる被写体もあります。

編集部補足:庭ならではの撮り方

  • 同じ場所を何度も撮れる:朝と夕方、晴れと雨、色づき始めと落葉の時期など、同じ被写体の変化を、続けて記録できます。
  • 機材を入れ替えやすい:標準ズームからマクロ、望遠に、すぐに替えられます。三脚の高さも、被写体に合わせて、何度も調整できます。
  • 荷物が少なくて済む:遠出と違って、必要なものだけを持ち出し、足りなければ取りに戻れます。

編集部補足:秋の光と準備

元記事は、秋の光は、一日を通して低いと述べています。太陽の高さが低いため、昼でも、光が斜めから差し込みやすくなります。この性質を知っておくと、撮影の計画が立てやすくなります。

  • 午前と夕方の光:低い角度の光は、逆光やサイド光を作りやすく、葉の透け感や、被写体の立体感を出せます。
  • 曇りの日:光が柔らかくなり、影が弱くなります。葉やベリーの色を、落ち着いて写せます。
  • 雨上がりや朝露:葉や実が濡れて、色が濃く見え、水滴も被写体になります。

持っていくと便利なものは、次のとおりです。

  • 標準ズームレンズと、望遠ズームレンズ(鳥やポートレート用)
  • マクロレンズ、または近くまで寄れるレンズ(葉、ベリー、キノコ用)
  • 低い位置まで下げられる三脚
  • 偏光フィルター、レフ板
  • レンズ用のクロス(雨や夜露でレンズが濡れたときのため)、カメラ用のレインカバー

秋の被写体とその撮影ヒント

1. 葉と木

秋の撮影に、葉と木は欠かせません。元記事は、葉と木について、マクロ撮影や逆光の使い方など、別の記事で詳しく扱うとしており、この記事では、具体的なヒントには触れていません。

編集部補足:葉と木を撮るヒント

  • 逆光で葉を透かす:葉の後ろから光を当てると、葉脈や色が透けて、鮮やかに見えます。太陽を、葉や枝に重ねて隠すと、フレア(光のにじみ)が出にくくなります。逆光では、カメラが背景の明るさに引っ張られて、葉が暗く写りやすいため、露出補正で明るさを調整します。
  • マクロで近づく:葉脈、水滴、霜、虫食いの跡、縁の色のグラデーションなど、近づくと見えるものがあります。ピントの合う範囲が薄くなるため、絞りを絞り、三脚を使うと安定します。
  • 落ち葉を使う:地面の落ち葉を、背景や前景に使うと、季節感が出ます。石、苔、水たまりと組み合わせても、画面が引き締まります。
  • 色の組み合わせ:赤、黄、緑を同じ画面に入れたり、青空と組み合わせたりすると、色の対比が出ます。
  • 望遠で切り取る:望遠レンズで、枝や葉の一部だけを切り取ると、背景が整理されます。
  • 風を待つ:風で葉が揺れると、ピントが合っていてもぶれます。風が止むのを待つか、速いシャッタースピードを使います。

2. ベリー

この時期に実をつけるベリーの植物が庭にあれば、撮影に適した状態になっているはずです。元記事は、色の濃いベリーを撮る場合、露出をややアンダーにして、色を深めることと、偏光フィルターを使って、光沢や反射を抑えることを勧めています。

編集部補足:ベリーを撮るヒント

  • 背景を選ぶ:暗い葉や影を背景にすると、実の色が際立ちます。
  • 柔らかい光を使う:曇りや日陰の光は、反射が弱く、実の色を出しやすくなります。逆光や斜めの光は、実の半透明感や、水滴を引き立てます。
  • 偏光フィルターの使い方:フィルターを回すと、反射の量が変わるため、液晶やファインダーで確認しながら調整します。フィルターで光が減る分、シャッタースピードが遅くなるため、ぶれに注意します。
  • ピントの置き方:実が複数ある場合は、最も手前の実にピントを合わせます。少し絞ると、複数の実に、ピントが合いやすくなります。
  • 鳥との組み合わせ:実のなる木には、鳥が食べに来ることがあります。次の「鳥」のテーマと、あわせて狙えます。

3. ポートレート

帽子やコートを着込んだ子供たちが、落ち葉を投げて遊ぶ姿は、まさに秋の象徴です。元記事は、撮影はかしこまらずに、ポーズを決めた写真は、あまり撮らないようにと勧めています。自分の子供が庭で遊んでいるなら、そのまま自由にさせて、遊ぶ姿をありのままに撮るとよいとしています。

紅葉の色が、画面を支配しないようにするには、長めの焦点距離で、開放気味から適度な絞り値を選びます。背景が美しくぼけ、被写体のよさも際立ちます。また、ピントの合っていない前景の紅葉を、フレームとして使うと、手前に秋の色を加えられます。

早朝と夕方が撮影に向いていますが、秋の光は、一日を通して低いため、必要なら、日中にも撮れると、元記事は述べています。

編集部補足:ポートレートを撮るヒント

  • 動きを止める:落ち葉を投げる瞬間は、速いシャッタースピード(目安は1/500秒以上)にして、連写と、動く被写体に追従するAFを使います。
  • 背景との距離を取る:背景をぼかしたいときは、子供を、紅葉から離して立たせます。被写体と背景の距離が離れるほど、背景は大きくぼけます。
  • 前景のぼけを使う:葉を、レンズの近くに置くと、前景が大きくぼけて、色のフレームになります。
  • 逆光で髪を光らせる:斜め後ろからの光は、髪や輪郭を縁取ります。顔が暗くなるため、露出を調整するか、レフ板で光を返します。
  • 服の色を考える:紅葉と似た色の服は、背景に溶けやすくなります。青、グレー、白などの服は、秋の色の中で目立ちます。
  • 目線の高さで撮る:しゃがんで、子供の目の高さから撮ると、自然な表情を捉えやすくなります。
  • 公開するときの配慮:SNSなどに公開する場合は、家の周りの様子や位置が分かる写り込みに、配慮してください。

4. 鳥

この時期は、一部の鳥が渡りを始めるため、普段見ない種類の鳥が、庭に訪れることがあります。鳥は警戒心が強く、動かずに、できれば隠れて撮る必要があります。家の開けた窓から撮る、物置の中に隠れる、バードウォッチング用の隠れ家があれば、それを使う、などの方法があります。

室内からガラス越しに撮る場合は、レンズをガラスにできるだけ近づけ、室内の照明を消して、反射を抑えます。また、望遠レンズを使っても、鳥は小さく、背景に埋もれやすいため、鳥が止まりそうな場所に、十分に近づける位置に陣取る必要があります。

一部のカメラは、スマートフォンから操作できます。庭にカメラを設置し、暖かい室内から、遠隔でシャッターを切ることも可能です。

背景のぼけと、被写体のシャープさのバランスを取るとき、特に尾羽の先は、ピントが外れやすい部分です。ピントを正確に合わせるため、マニュアルフォーカスに切り替える必要があるかもしれません。この時期は、光が少ないことがあるため、ISO感度を上げる準備をし、被写体をシャープに写せるだけの、速いシャッタースピードを確保します。庭の小さな鳥の多くは、動きが速く、頭を頻繁に振るため、動きがぶれない速さが必要です。

編集部補足:鳥を撮るヒント

  • 日本で見られる鳥:秋には、ジョウビタキなど、冬鳥が渡ってくることがあります。シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリなど、身近な鳥も、庭に訪れます。
  • 止まる場所を決めておく:枝、フェンス、止まり木など、鳥が止まりそうな場所に、あらかじめピントを置いて待つと、構図が決めやすくなります。背景がすっきりした方向を選び、逆光を避けて、順光になる位置に回ります。
  • 設定の目安:シャッタースピードは、1/1000秒以上を目安にします。動く被写体に追従するAFと、連写を使います。鳥や動物を検出する被写体認識AFがある機種では、その機能も試してください。
  • ガラス越しの工夫:ガラスを事前に拭き、レンズフードを、ガラスに近づけて反射を防ぎます。黒い布で、後ろからの光を遮る方法もあります。ガラスの状態によって、画質に影響が出ることがあります。
  • 餌台や水場:設置すると、鳥が来やすくなりますが、餌やりについては、地域のルールや衛生面に配慮してください。
  • カメラを屋外に置くとき:雨、夜露、結露に注意が必要です。寒い時期は、電池の持ちが落ちやすく、スマートフォンとの連携では、通信範囲や、電池の減りも確認します。

5. キノコ

庭に、湿った暗い場所や、堆肥置き場があれば、この時期に、キノコが生えているのを見つけられます。朝のほうが、形の崩れていない標本を、見つけやすいとされています。庭での撮影なので、いつでも手軽に、撮影に値するキノコを探しに出られます。

キノコ撮影のクイックヒント

  • 単独の標本だけでなく、奇数のグループで撮ると、見た目に心地よく、写真に面白みが加わります。
  • 白いキノコを、苔や落ち葉の背景と対比させて、際立たせます。
  • 背景をぼかして、被写体を強調します。
  • キノコの裏側にある、興味深い質感を探して撮ります。
  • レフ板で光を当てて、キノコの裏側を明るくします。
  • 開放絞りを使うときは、被写体の一部がピントから外れていないか、撮影後に確認します。

編集部補足:キノコを撮るヒント

  • 低い視点で撮る:三脚を低くする、ビーンバッグ(小さな砂袋)や地面にカメラを置く、チルト液晶(角度を変えられる液晶)を使う、などで、キノコと同じ高さから撮れます。背景に、苔や光をぼかして入れると、雰囲気が出ます。
  • 暗い場所の光:三脚を使い、低いISO感度で撮ります。風がなければ、遅いシャッタースピードも使えます。レフ板がなければ、白い紙やカード、アルミホイルでも代用できます。
  • ピントの置き方:近づいて撮ると、ピントの合う範囲が、とても浅くなります。傘の縁など、見せたい部分を決めて、ライブビューを拡大して確認します。
  • 探し方:雨の後の湿った朝、倒木や腐葉土、堆肥のそば、日陰が見つけやすい場所です。
  • 安全とマナー:撮影だけにして、触れた後は手を洗い、食べないでください。毒の有無は、見た目では判断できません。庭の外で撮る場合は、採ったり、踏み荒らしたりせず、撮影後は元の状態に戻します。

編集部補足:テーマ別の設定の目安

次の表は、一般的な設定の目安です。被写体、光、機材によって、調整してください。

テーマ撮影モードの目安絞りの目安シャッタースピードの目安ポイント
葉(マクロ)絞り優先F4〜F11三脚があれば遅くてもよい風に注意。逆光では、露出をプラスに補正
ベリー絞り優先F5.6〜F8風があれば速めに暗い実は、マイナス補正。偏光フィルターで反射を抑える
ポートレート(動き)シャッター優先、またはマニュアルF2〜F41/500秒以上連写と、動く被写体に追従するAF
鳥シャッター優先、またはマニュアルでISOオート開放〜F5.61/1000秒以上追従するAFと被写体認識AF。必要ならマニュアルフォーカス
キノコ絞り優先F4〜F11三脚があれば遅くてもよい低いISO感度。レフ板。ライブビューを拡大してピント確認

編集部補足:1日の撮影プラン例

  • 朝:キノコ、露に濡れた葉やクモの巣、庭に来る鳥。朝は、形の崩れていないキノコが見つかりやすいとされています。
  • 日中:子供のポートレート、葉の透過光。秋の光は低いため、日中でも、斜めの光を使えます。
  • 夕方:低い太陽を使った逆光の葉、ベリー。色が深く出やすい時間帯です。
  • 雨の日:窓越しの鳥、濡れた葉や実の水滴のマクロ。屋内から撮れる被写体を選べます。

編集部補足:現像のヒント

  • 秋の色は、彩度を上げすぎると、不自然になりやすいため、少しずつ調整します。
  • 曇りや日陰では、写真が青く寄りやすいため、ホワイトバランスを、やや暖かい側に調整すると、秋らしい雰囲気に近づきます。
  • 色の調整の余地を残したい場合は、RAWで撮影すると、現像で調整しやすくなります。

編集部コメント

元記事の特徴は、遠出をしなくても、庭という身近な場所で、異なる性質の被写体を5つ撮れると示している点です。葉は光の向き、ベリーは露出と反射、ポートレートは背景と動き、鳥は隠れ方と距離、キノコは視点と光の当て方と、テーマごとに、考えるべきことが違います。特に、鳥の撮影は、ガラス越しの反射対策、スマートフォンでの遠隔操作、尾羽の先のピントなど、具体的なヒントが多く、窓の外を撮る機会が多い人に、参考になります。

もう一点は、庭がない人にも応用できる点です。ベランダの植木、玄関先の植栽、近所の公園でも、光の選び方や、近づき方の考え方は、同じように使えます。ただし、元記事が書かれた2017年ごろと比べて、カメラのスマートフォン連携や、被写体認識AFの対応状況は、機種によって大きく異なります。お持ちのカメラで、どこまで使えるかを、事前に確認してください。

本記事は海外メディアで公開された情報を参考に、日本向けに内容を整理・要約しています。「編集部補足」は、一般的な撮影の考え方をまとめたもので、元記事の内容ではありません。

参考記事:5 Top Autumn Garden Photography Tips & Ideas

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ミラーレスカメラ、シネマカメラ、交換レンズ、ドローン、ジンバルなど、国内外の映像制作機材にまつわる情報を扱う編集チームです。海外のレビューやリーク情報、メーカーの公式発表を日々調査・整理し、映像制作の現場で得た視点も加えながら記事にしています。日本のクリエイターの皆さんに、役立つ最新情報を分かりやすい形でお届けすることを目指しています。

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